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■ 皮膚中メラニン鮮明に 花王とカネボウ 切らずに観察OK シミ形成解明も

以下、フジサンケイ ビジネスアイ 2008/5/2 より引用。

 花王とカネボウ化粧品の共同研究グループは、シミやソバカスの原因になっているメラニンの皮膚中の分布状態や時間に伴う変化を、生きた状態の皮膚中で可視化することに成功したと発表した。皮膚組織を切り取らず詳しく観察する手法を実用化したのは初めて。紫外線による色素沈着や老人性色素版など、多くのシミ形成メカニズムの解明につながる可能性がある。

国内ではまだ使用例の少ない、物質の内部に焦点を合わせられる2光子励起(こうしれいき)顕微鏡を初めて皮膚解析に応用。生体に悪影響を及ぼさないレベルの波長の光を当てて、皮膚内部を立体的かつ精密に解析するし、物質によって異なる光に対する反応を分析することで、メラニンを特定した。

これまでは皮膚組織を切り取ったり、人工的につくり出して観察していたため、生体の中でメラニンがどう変化していくかは分からなかったという。今回の可視化による観察でメラニンが角層、表皮、基底膜、真皮など皮膚組織の様々のところに分布していることが確認された。

 花王生物化学研究所の小山内宰主任研究員は「メラニンの実態は分かっていないことが多い。時間軸で変化を追うことも可能で、今後、美白化粧品や日焼け止めの開発に寄与できる」と期待している。

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