美白化粧品の基礎知識
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■マグノリグナンの効果 マグノリグナンのメラニン生成抑制効果(細胞試験)は、アルブチンやコウジ酸より高く、ハイドロキノンと同等と報告されています(フレグランスジャーナル2006年2月号)。これは、細胞レベルの試験では、非常に高い美白効果を有している事を示しています。それではヒト臨床試験での効果はどうなのでしょうか。 1)肝斑や老人性色素斑に対する効果 シミ(肝斑等の色素沈着)を有する女性51名を対象に、「マグノリグナン」を配合したスキンケア製品を6ヵ月間使用した試験結果が報告されています(西日本皮膚68巻3号 2006年)。この試験では、使用前後および期間中において皮膚科専門医による診断と機器による皮膚色の測定を行っています。 その結果、使用開始1ヶ月目からシミの部分が小さく且つ薄くなることが皮膚科専門医による診断で確認され、また機器測定でも肌の色が明るくなることが確認されています。具体的には、6ヵ月使用後で、「極めて有用7.8%」「かなり有用45%」「やや有用37.3%」「有用と思われない9.8%」となっています(西日本皮膚68巻3号 2006年より引用)。 2)全てのシミに対して効果が期待できる訳ではない 一般の方が「シミ」と認識しているものには、肝斑、老人性色素斑、そばかず(雀卵斑)、炎症後の色素沈着、太田母斑、脂漏角化粧などたくさんの種類があります。美白剤の効果はシミの種類およびその色素沈着のメカニズムに依存しています。従って、全てのシミに万能に効く美白剤というのは残念ながらありません。例えば、太田母斑ではメラニン色素が真皮に落ち込んでいるため、美白化粧品の対象とはなりえません。この場合は、レーザーによる治療で改善効果を期待できます。 マグノリグナンの有用性試験では、肝斑、老人性色素斑、そばかず(雀卵斑)、炎症後の色素沈着の患者さんが含まれていて、「どのシミのタイプでも6ヵ月後に改善効果が認められる」と報告されています。老人性色素斑は美白剤ではなかなか改善するのが難しいシミの1つなのですが、マグノリグナン配合化粧品では改善が認められています。 3)マグノリグナンの本当の実力は!? マグノリグナンの魅力の1つは、今までに無い新しい改善メカニズムを持っていることです。これは、今までの美白剤では直りにくかったシミに対しても効果が期待できることを意味しています。実際に、ヒトの有用性試験の結果は、肝斑、老人性色素斑、そばかず(雀卵斑)、炎症後の色素沈着という幅広いシミに対して効果がある事を示しています。 ただし、試験結果をよく分析してみると、効果の限界も見えてきます。試験前後に医師がシミの程度をスコアで評価しているのですが、平均すると、試験前のシミ程度は「軽度~中等度」であり、6ヵ月後には「軽微~軽度」にシミが改善しています。 簡単に言うと、『マグノリグナン配合化粧品を使うことで、「軽度~中等度」のシミ(肝斑、老人性色素斑、そばかず(雀卵斑)、炎症後の色素沈着)であれば、「軽微~軽度」程度に薄くなる』ということです。言い換えると、「濃いシミを薄くする」「シミを完全に無くす」というのはなかなか難しいでしょう。高い効果を求めるのであれば、現状では美容皮膚科などの医療機関を利用するしかありません。 マグノリグナン配合化粧品の効果を最大限引き出すためには、用法を守って3~6ヵ月の間しっかりと続けて使うことが大切です。また、紫外線対策も忘れずに行うようにしましょう。
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